インタビュー
これまでにインタビューさせていただい方々
- 赤江
- 最近、普段の素の部分の自分をちゃんとしようと思い始めてるんです。
- 久保
- 私も巻き返しの時期なの。生活感を感じさせるだけでなく、もう一度、パリッと緊張感も出せるモデルを目指そうかと。
- 赤江
- でも、京子さんは素でもカッコイイからいいですよ。私の家にいる時のだらーっとした自分は、テレビでは出せないです。
- 久保
- 人の一番素敵なところは、素の時に出てくるものだけど、テレビの限られた時間の中でそれを出すのは難しい?
- 赤江
- そうなんです。でも「自分の全てを出します」という覚悟ができている人は、いつ、どの角度から撮っても素敵なんです。
- 久保
- 分かる。ファッションの撮影も覚悟を決めて「よし、ここでシャッター!」と思うと、ベストな瞬間にシャッターが下りる。モデルが迷うとカメラマンも迷っちゃうのよ。
- 赤江
- それってすごい力ですね! でも、どうやってつけたらいいんですか?
- 久保
- なりきるの。メイクしている間に、外野の声や、自分の中の不安な気持ちを、一つ一つパチン、パチンって切っちゃうの。自分の弱気な部分を一つずつ消していって、代わりに“有頂天スイッチ”を入れちゃう。
- 赤江
- 分かります。カメラが廻っていればできるのに、カメラ無しだとできないってことが私にもあります。
- 久保
- それも自己暗示よね。カメラが廻って「用意」って言われたときに、自分のスイッチをパコーンって入れて覚悟を決めちゃう。自分でオン、オフの管理をできるスイッチを持つことが、プロには大切なんだと思う
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- 赤江
- そう、それ! それをできるようにしたいんです。でも、素のままでカメラの前に立つことも、カメラが廻ったらパンとスイッチを入れることも、両方とも自信があるからできること。だから、まずは自分に自信をつけたいですね。それが私の30代の目標。
でも、どうやってつけたらいいのか……。何かを勉強するとか、常になりたい自分を口に出していってみるとか、憧れの人を決めるとか?あの人もいい、この人も素敵……と、きょろきょろしてると、分からなくなって。
- 久保
- 芯がブレてしまうのね。でも、赤江さんは自分の芯を見つけるのが上手よ。だって、ちっちゃい頃にアニメの『まんが日本昔ばなし』の声優をしてた市原悦子さんに憧れて、アナウンサーを目指したんでしょ。
- 赤江
- それはそうなんですが、私、昔から努力をしない方なんです。得意なのは一夜漬けだし、覚えたことはすぐに忘れるし。
- 久保
- だけど集中力はすごい!
- 赤江
- けれど短いです。一瞬だけ集中して、終わったらすぐに「ふう~。ハイ、次」。
- 久保
- 引きずらないタイプなのね。
- 赤江
- 確かにそうですね。でも落ち込む時は短期間でガーンと沈みこみますよ。
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- 久保
- 赤江さん、落ち込んだ時はお気に入りの毛布に包まって寝ちゃうんですって?
- 赤江
- 「うわぁあ、もうだめだ」となったら、まず暖かい汁物でお腹を満たして、お風呂の中でワンワン泣いて、肌触りがいい毛布にくるまって寝ます。「私は貝! もう電話にも出ない」って(笑)。そうやって落ち込むだけ落ち込んで目覚めたら、「もう、いいじゃん」って気分になって、回復するんです。
- 久保
- お風呂で泣くのは気持ちいいよね。私は落ち込むと眠くなるんです。「この苦しさは私には理解できない」と思うと、眠くなっちゃう。考えても解決できないくらい問題が大きい時は、そこでスイッチ切っちゃう。
- 赤江
- 京子さん、生命力強いのかも(笑)。
- 久保
- 落ち込んだ時の音楽はないの?
- 赤江
- それが昔の彼氏が作ってくれたテープがありまして、音楽の合間に語りが入っているんです。それを聞くと昔の楽しかった時代が思い出されて、いまのどん底感に浸れるからまた泣ける。それで存分に泣いてすっきりして、テープをまた奥の方にしまう(笑)。
- 久保
- アハハ。ある、ある。落ち込んだ時用のお守りアイテム。それ、いただきです。私も、もっとアイテム増やします!
- 赤江
- 私は父の仕事の関係で転校続きだったので、なおさら楽しい思い出が宝物なんです。ある本の中に『ふるさとは生まれた場所ではない。満足したところだ』というフレーズがあるんですが、本当にそうだと思う。いつも私を救ってくれるのは楽しい思い出。
- 久保
- いい話! また、いただきだ!
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- 久保
- ところで赤江さん、20年後の夢は?
- 赤江
- いまの会社でずっと勤めていれば役員への道も考えられないことはないし、玉の輿に乗れば有閑マダムになれるかも知れないし、話す仕事を続けて市原悦子さんのような声優になるのも憧れるし……。
- 久保
- ずいぶん幅が広い。
- 赤江
- 一応、可能性があるものは何でも考えてみてます。でも、実はまだまだあって。植木屋さんに憧れていたり、子供を教える仕事も好きだから学校作ろうか、とか。
- 久保
- いいですねぇ。可能性広いですね。
- 赤江
- というか、何も考えずに生きている?実は声優は実際にやらせていただいたんです。『ふたりはプリキュア』という子供向けの人気アニメが映画化されたんですけど、その中で妖精の声を担当しました!
- 久保
- 妖精? かわいらしい。
- 赤江
- それが、絵コンテを見せてもらったら、どうみてもカエルなんですよね(笑)。
- 久保
- でも夢が一つ叶ったじゃない。赤江さんは向こうからチャンスがやってきちゃうタイプよね。ますます目が離せない。この先、一緒に何か楽しいことができたらいいよね。
- 赤江
- ホントですか? わぁ、うれしい!
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